アロマテラピー図鑑

オイルとハーブの基本がすべてわかる!エッセンシャルオイル106種、ベースオイル25種、ブレンドレシピ、アロマテラピーの基礎

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チュベローズ

○チュベローズ(Tuberose)

 チュベローズという名前の植物ですが、ローズ(バラ)とはまったく関係がないリュウゼツラン科です。和名は月下香(げっかこう)といいます。

 この名の通り、月夜の晩に咲いた花の香りが最もすばらしいとされており、摘んだあともしばらくは芳醇な香りを残すため、切花やレイによく使われます。また、精油はフローラル系の中で、1、2を争う優雅で魅力的な香りを放つといわれています。

 1920年代頃には、フランスの香水の産地として有名なグラースで250万本も栽培され、75トンもの花が収穫されていました。チュベローズは採油が非常に難しく、花1トンから1kgほどと採油量も少ないことから、天然精油としてはとても貴重なものとされています。

学 名:Polianthes tuberose

科 名:リュウゼツラン科

主な産地:中央アメリカ、モロッコ、エジプト、インド、台湾

採油方法:花の溶剤抽出法(アブソリュート)、水蒸気蒸留法

揮発度:トップノート

香りの強さ:中から強め

作 用:皮膚軟化、麻酔

主な成分:モノテルペンアルコール類のゲラニオール、ネロール、ラクトン類

相性のいい精油:ローズ、カーネーションネロリ、イランイラン

◎心への働き

1.気持ちを前向きにし、明るい気分にさせる

2.頭脳を明晰にさせる

◎肌への働き

1.肌荒れを防ぐ

使い方:フレグランスに

★使用上の注意

1.わずかに毒性があるため、長期間の使用や大量の使用は避ける