アロマテラピー図鑑

オイルとハーブの基本がすべてわかる!エッセンシャルオイル106種、ベースオイル25種、ブレンドレシピ、アロマテラピーの基礎

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タジェット

○タジェット(Taget)

 フランスでは「フレンチ科ではマリーゴールド」と呼ばれ、香水の原料として使われているタジェットの花の精油です。また、かつてのアフリカでは「カキブシュ」と名で知られていました。

 タジェットには非常に効果的な殺虫作用があるとされ、アフリカではハエの群れを寄せ付けないために、小屋に吊り下げたり、作物を害虫から守るためにトマト、ジャガイモ、バラなどのそばに一緒に植えたりしていました。

 さらに傷口にたかるウジを殺す軟膏にしたり、根と種子は体内の毒素を出す下剤として使ったりしたこともあったとされています。

 これらの殺菌力、抗微生物作用は現在でもこの精油の大きな特徴です。

学 名:Tagetes minuta

科 名:キク科

主な産地:フランス、オーストラリア

採油方法:花の水蒸気蒸留法

揮発度:ミドル~ベースノート

香りの強さ:強

作 用:血圧効果、抗微生物、細胞成長促進、殺真菌、殺虫、抗炎症、殺菌、鎮痙、鎮静、皮膚軟化

主な成分:モノテルペン炭化水素類のオシメン、ケトン類のタジェトン

相性のいい精油:イランイラン、オレンジスイート、カモミール、これアンダー、サンダルウッド、ゼラニウム、タンジェリン、ティートリー、フランキンセンス、リンデン、ラベンダー、レモン

◎心への働き

1.意識をクリアにし、緊張をほぐす

◎体への働き

1.蚊やハエなどの虫から皮膚を守る

2.感染症を防ぐ

◎肌への働き

1.切り傷の治りを促す

使い方:専門家の処方のみにて使用

★使用上の注意

1.非常に強力な精油なので、使用には十分注意する

2.光毒性があるので、使用後は直射日光を避ける