アロマテラピー図鑑

オイルとハーブの基本がすべてわかる!エッセンシャルオイル106種、ベースオイル25種、ブレンドレシピ、アロマテラピーの基礎

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タラゴン

タラゴン(Tarragon)

 神話ではギリシャの狩りと出産の女神・アルテミスにちなんでアルテミシアと名づけられたとされている植物です。

 タラゴンはスペインを征服したムーア人によってこの地に持ち込まれ、16世紀にはイギリスでも広く知られるようになったという説もあります。日本名はカワラヨモギです。

 ビタミンAとCが豊富に含まれていることから、昔は壊血病の薬として用いられ、さらには歯痛緩和やヘビ・狂犬のかみ傷をいやすのにも用いられていたようです。

 現在ではフランス料理によく使われるハーブのひとつとして有名で、タラゴンビネガーもポピュラーですし、タルタルソースにも入っています。

 また、フランスではエストラゴンとも呼ばれ、香水の成分としてもその名を見ることができます。

学 名:Artemisia dracunculus

科 名:キク科

主な産地:イタリア、フランス、スペイン

採油方法:全草の水蒸気蒸留法

揮発度:ベースノート

香りの強さ:中から強め

作 用:緩下、駆中、駆風、健胃、抗リウマチ、刺激、消化促進、殺菌、食欲増進、鎮痙、通経、利尿

主な成分:フェノールメチルエーテル類のチャビコールメチル、エーテルモノテルペン炭化水素類のtrans-オシメン、酸化物類の1.8シネオール

相性のいい精油:アンジェリカルート、カモミール、クラリセージ、ジュニパー、パインニードル、バーベナ、マンダリン、ライム、ラベンダー、ローズウッド

◎心への働き

1.元気に活発にさせる

◎体への働き

1.利尿作用を促す

2.筋肉の痛み、月経痛をやわらげる

使い方:痛みを鎮めるボディオイルとして使う

★使用上の注意

1.刺激が強いので、使用量に十分注意する