アロマテラピー図鑑

オイルとハーブの基本がすべてわかる!エッセンシャルオイル106種、ベースオイル25種、ブレンドレシピ、アロマテラピーの基礎

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タンジェリン

○タンジェリン(Tangerine)

 タンジェリンの皮の精油です。中国からヨーロッパを経て、アメリカへ導入されたタンジェリンは、植物学的にはマンダリンと同じ種類に属しています。

 しかし果実の収穫時期はマンダリンよりタンジェリンがおよそ3ヶ月ほど早く、果皮の色味もマンダリンが黄色、タンジェリンが濃いオレンジ色といくつもの違いがあります。

 芳香も非常によく似ていますが、タンジェリンのほうがマンダリンより若干弱めで微妙なニュアンスを持つ香りです。ビタミンCの含有量が非常に多く、効能はスイートオレンジ精油ともよく似てます。

 妊娠線(急激に体重が増えたり、妊娠すると皮膚に出てくる伸展線)や脂肪の解消に効果があることから、妊婦にも人気の精油です。

学 名:Citrus reticulata Blanco var.tangerine

科 名:ミカン科

主な産地:アメリカ、シチリア島(イタリア)

採油方法:果皮の圧搾法

揮発度:トップノート

香りの強さ:中

作 用:強壮、健胃、細胞成長促進、殺菌、鎮痙、鎮静、皮膚軟化

主な成分:モノテルペンアルコール類のシトロネロール、リナロール、アルデヒド類のシトラール、セスキテルペン炭化水素類のカジネン、モノテルペン炭化水素類のリモネン

相性のいい精油カモミール、クラリセージ、ゼラニウム、ローズ、ベルガモット、ラベンダー、レモン

◎心への働き

1.安らかな眠りを促す

2.ストレスをやわらげ、緊張をほぐす

◎体への働き

1.便秘や下痢の症状をやわらげる

◎肌への働き

1.皮下脂肪をもやし、痩身に役立つ

2.妊娠線を目立たなくさせる

使い方:スキンケアのためのマッサージに

★使用上の注意

1.光毒性があるため、使用後は直射日光を避ける