アロマテラピー図鑑

オイルとハーブの基本がすべてわかる!エッセンシャルオイル106種、ベースオイル25種、ブレンドレシピ、アロマテラピーの基礎

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カルダモン

○カルダモン(Cardamom)

 カルダモンはインドを原産地とする高さ3mの多年草です。その栽培はインドや東南アジアに始まって、現在ではヨーロッパやラテンアメリカにまで広まっています。

 レモンのような甘酸っぱさとスパイシーさの両方を含んだ特徴的な香りは、エスニック料理を連想させ、食欲をそそります。インド料理ではスパイスとして広く利用されています。

 カルダモンの薬効は、インドや中国の医学において3000年以上前から病気の治療に使われてきました。特に内蔵の不調に効果を発揮します。

 一方エジプトでは、香料として珍重されてきたといわれます。現在もカルダモンの精油は、フレグランスの原料として大いに活躍しています。

学 名:Elettaria cardamomum

科 名:ショウガ科

主な産地:グアテマラスリランカ、インド

採油方法:種子の水蒸気蒸留法

揮発度:トップ~ミドルノー

香りの強さ:中

作 用:抗炎症、鎮静、鎮痛、消化促進、強壮、催淫、神経バランス回復

主な成分:テルピネルアセテート、酸化物類の1.8シネオール、モノテルペン炭化水素類のリモネン、リナリルアセテート、モノテルペンアルコール類のリナロール

相性いい精油:イランイラン、オレンジスイート、ジュニパーベリー、ゼラニウム、レモン、ローズ、ローズウッド

◎心への働き

1.緊張や疲れをいやし、気持ちを穏やかにする

2.マイナス感情を抑え、やさしく寛容な気分にする

◎体への働き

1.食欲不振、膨満感、便秘などを改善する

2.口臭をなくし、予防する

◎肌への働き

1.胃腸の不調を改善し、肌の調子を整える

使い方:神経性の胃痛などのボディオイルとして

★使用上の注意

1.敏感肌の人は、使用量に注意する