アロマテラピー図鑑

オイルとハーブの基本がすべてわかる!エッセンシャルオイル106種、ベースオイル25種、ブレンドレシピ、アロマテラピーの基礎

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カユプテ

○カユプテ(Cajeput)

 スッキリとした、ティートリーに近い香りを持つ精油です。カユプテやティートリーなどのフトモモ科精油は殺菌作用に優れています。

 カユプテの場合は、ティートリーの殺菌作用に加えて、香りがマイルドで親しみやすいので特徴です。きつい香りが苦手や人や子どもも安心して使えます。

 カユプテはマレーシアを中心とした東南アジア原産のフトモモ科の常緑樹です。カユプテという名前は、マレー語で「白い木」を表す「カユ・プティ」からつけられたものです。

 その殺菌作用により、マレーシアだけでなく、東南アジア諸国でもさまざまな病気に効く薬として利用されています。インドネシアでは、昔からカユプテが使われていました。

学 名:Melaleuca leucadendron

科 名:フトモモ科

主な産地:ベトナム。フィリピン、オーストラリア、マレーシア

採油方法:葉と枝の水蒸気蒸留法

揮発度:トップ~ミドルノー

香りの強さ:中

作 用:抗炎症、抗ウイルス、殺菌、去痰、鎮咳、うっ血・うっ滞除去、血液流動化、代謝促進、発汗、強壮

主な成分:酸化物類の1.8シネオール、アルデヒド類のシトラール、モノテルペン類のαテルピネオール、リナロール、モノテルペン類炭化水素類のリモネン、αピネン、ミルセン、βピネン

相性いい精油:サイプレス、ジュニパーベリー、ゼラニウムベルガモット、ラベンダー、ローズ、ローズマリー

◎心への働き

1.気持ちを盛りあげ、やる気を出させる

◎体への働き

1.咳、のどの痛み、気管支炎の症状をやわらげる

2.膀胱炎など泌尿器系の不調を改善する

◎肌への働き

1.やけどや切り傷の治りを促す

2.脂性肌を整え、ニキビの治りを促す

使い方:クリームにブレンドし、咳が続くときに胸に少量ぬる

★使用上の注意

1.敏感肌の人は、使用量に注意する