アロマテラピー図鑑

オイルとハーブの基本がすべてわかる!エッセンシャルオイル106種、ベースオイル25種、ブレンドレシピ、アロマテラピーの基礎

スポンサーリンク

セロリシード

○セロリシード(Celeryseed)

 野生種のセロリの精油です。植物の学名「Apium graveolens」には、「水のあるところ、強い匂いを放つもの」という意味があります。これは、野生種のセロリが湿地帯に自生することからつけられた名前です。

 古代ギリシャ・ローマ時代には、整腸や強精に役立つ薬として用いたり、あるいは魔よけとして部屋に飾ったりして、セロリの持つ有効作用をフルに活用していました。

 日本にもたらされたのは、16世紀末の朝鮮出兵の際に加藤清正が持ち帰ったという俗説があります。江戸時代の「本朝図鑑」には、「清正人参(きよまさにんじん)」の名前で記録が残されています。

 ともに香りが強い野菜であることから当時はニンジンと呼んだようです。

学 名:Apium graveolens

科 名:セリ科

主な産地:インド、フランス、ハンガリー

採油方法:種子の水蒸気蒸留法

揮発度:ミドルノー

香りの強さ:中

作 用:鎮静、消化促進、整腸、抗炎症、抗感染、抗アレルギー、うっ滞除去、強精、強壮、疲労回復

主な成分:モノテルペン炭化水素類のリモネン、セスキテルペン炭化水素類のβセリネン、芳香族ラクトン類のフタライド類

相性のいい精油:オレンジスイート、カモミール、グレープフルーツ、パルマローザ、レモン、ローズマリー

◎心への働き

1.不眠を改善させる

◎体への働き

1.関節の痛みをやわらげる

2.月経を正常化させる

◎肌への働き

1.むくみを取り、肌に明るさを取り戻す

使い方:シミを目立たなくするためのクリームとして使う

★使用上の注意

1.皮膚への刺激が強いので、使用量に注意する