アロマテラピー図鑑

オイルとハーブの基本がすべてわかる!エッセンシャルオイル106種、ベースオイル25種、ブレンドレシピ、アロマテラピーの基礎

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スパイクラベンダー

○スパイクラベンダー(Spikelavender)

 スパくいラベンダーはラベンダーの中の一品種です。ラベンダー(真正)と比べると、フローラルな香りの中に、ツンとした樟脳(しょうのう)がプラスされたような香りです。

 このラベンダーは葉が大きく、花は小振りで、暑さにも比較的強いところからか、「男のラベンダー」という異名がついています。

 含まれる芳香成分も若干異なります。真正ラベンダーはリラックス作用に優れていますが、スパイクラベンダーは、リナロール、1.8シネオール、カンファー等が主成分なので、やけどや炎症の治りを促す作用のほうが強くなります。

 このさわやかな香りには、風邪などの感染症を防ぐ働きもあるので、室内芳香浴などに向いています。

学 名:Lavandulalatifolia,Lanvandulaspica

科 名:シソ科

主な産地:フランス

採油方法:花の葉の水蒸気蒸留法

揮発度:ミドル~トップノート

香りの強さ:中

作 用:抗感染、免疫調整、強壮、刺激、鎮静、血圧降下、抗不安症、鎮痙、抗真菌、脂肪・粘液溶解、抗炎症、去痰、鎮咳、うっ滞除去、血液流動化、代謝促進、瘢痕形成、筋肉弛緩、駆虫、殺虫

主な成分:モノテルペンアルコール類のリナロール、ボルネオール、酸化物類の1.8シネオール、ケトン類のカンファー、エステル類の酢酸リナリル

相性のいい精油カモミール、シトロネラ、ベルガモット、パインニードル、レモン

◎心への働き

1.緊張をほぐし、不安を和らげる

◎体への働き

1.打ち身、捻挫、筋違いに効果的

2.風邪をしずめる

◎肌への働き

1.ニキビや虫さされの症状を抑える

使い方:風邪をひいたときの芳香浴に使う

★使用上の注意

1.乳幼児、妊婦、授乳中は使用しない