アロマテラピー図鑑

オイルとハーブの基本がすべてわかる!エッセンシャルオイル106種、ベースオイル25種、ブレンドレシピ、アロマテラピーの基礎

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カーネーション

カーネーション(Carnation)

 カーネーションの花の甘い香りそのままの、期待を裏切らない精油です。採油率が0.02~0.03%ととても低く、大量に生産されないため非常に高価で貴重な精油とされています。残念ながら日本ではあまり見かけません。

 その香りはやや濃厚でスパイシーさも合わせ持ち、ブレンドしたときに香り全体を引き締め、奥行きを出す効果があるといわれ、香水やポプリの原料として重宝されています。

 カーネーションという名前は、かつてイギリスで戴冠式(コロネーション)の際にこの花をさかんに飾ったことに由来するといわれます。

 母の日にカーネーションを贈る風習は日本でもすっかり定着していますが、欧米では可憐な姿や芳香が好まれ、幸福のシンボルとしてさまざまな行事に用いられる機会が多いようです。

学 名:Dianthus caryophyllus

科 名:ナデシコ

主な産地:ヨーロッパ、アメリカ

採油方法:花の溶剤抽出法(アブソリュート

揮発度:ミドルノー

香りの強さ:中から強め

作 用:抗ウイルス、免疫強壮、血管拡張

主な成分:フェノール類のオイゲノール、アルデヒド類のシトロネラール

相性のいい精油:オレンジスイート、クラリセージ、サンダルウッド、ゼラニウムベルガモット、ラベンダー

◎心への働き

1.気分をすっきり軽やかにしてくれる

2.不安を取り除き、ストレスをやわらげる

◎体への働き

1.消化不良や消化促進に効果がある

2.虫除けに効果がある

使い方:フレグランスに最適

★使用上の注意

1.刺激が強いため使用量には注意。肌に用いる場合は少量をよく希釈する